〜 研究論文でわかったことをわかりやすく解説します 〜
歯ぎしりや食いしばりで悩んでいる人は多く、ナイトガード(マウスピース)が効果的かどうか気になる方も多いと思います。そこで今回は、研究論文や科学的レビューをもとに、ナイトガードの効果について正しく整理しました。
🦷 ナイトガードって何?
ナイトガードとは、就寝中に装着する透明なマウスピースのような装置です。
その目的は主に…
✔ 歯や詰め物を摩耗・破損から守る
✔ 強い噛む力を分散する
✔ 特定の歯への負担を軽くする
という「物理的な保護」です。
📚 論文でわかったこと①
ナイトガードは歯を守る効果がある
複数の研究やレビューによれば、
🔹 ナイトガードを使うことで
→ 歯や詰め物のすり減り・破損を防ぐ力学的な効果がある
ということは、研究でも支持されています。
これは、ナイトガードがクッションのように咬合力を分散し、歯に伝わるダメージを軽くするからです。
📊 論文でわかったこと②
歯ぎしりそのものを治す効果は弱い
多くの研究レビューでは、次のような結論が出ています:
❌ ナイトガードで
→ 歯ぎしりそのものが減る・治るという明確な根拠は示されていない
ということです。
つまり…
➡ 歯ぎしりは
・脳からの運動反射
・ストレスや睡眠の影響
など、複数の原因が絡む複雑な動きであり、
単に咬合面を覆うだけでは“根本治療”にはならない
という見解が多いのです。
🧠 なぜこう言われるの?
研究レビューでは次のような理由が挙げられています:
✔ 臨床試験の数が少ない
✔ 結果にばらつきがある
✔ 観察期間が短い研究が多い
これらの理由により、
➡ 「ナイトガードが歯ぎしりそのものを治せる」
と結論付けるだけの科学的証拠が足りない
というわけです。
🟡 つまりどういうこと?
✔ ナイトガードは
→ 歯や詰め物を物理的に守る効果がある
✔ しかし
→ 歯ぎしりを治す装置ではない
という理解が、科学的にもっとも支持されています。
患者さんへのメッセージ
ナイトガードは、
大切な歯を摩耗や破損から守る“予防装置”です。
歯ぎしりの原因そのものを治す装置ではありませんが、
毎日の習慣として使うことで、将来的なトラブルを防ぐ力になります。
📝 補足: ナイトガードが向いている人
✔ 咬耗が進んでいる
✔ あちこち詰め物や被せ物が多い
✔ 朝の顎の疲れや痛みが気になる
✔ 歯ぎしりのエビデンスがある(診査で確認)
こうした方には、ナイトガードが有用なことが多いです。
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