天気が悪いと歯が痛くなる

低気圧（天気が悪い）が近づくと、頭痛や歯痛、体のどこかが不調になったことはありませんか？

歯は、気圧の影響を受けやすい構造をしています。

歯の中には、「歯髄」という神経や血管の通った空洞があります。

人間の体の内と外はいつもは同じ気圧ですが、

天気が急激に悪くなり、気圧の影響を受けると、空洞の内側から外側へ圧力がかかり、神経を圧迫して痛みの原因になります。

高い山へ行くと（気圧の変化により）お菓子の袋が膨らんでいるのを発見したことありませんか？

飛行機に乗ったとき、水中に深くもぐったとき、気圧、水圧で耳が痛くなることありませんか？

歯の痛みは健康な歯で起こることはほとんどありません。

虫歯がある

詰め物があっていない

根管治療（歯の根の治療）中

歯根の先に膿がたまっている

雨や台風の日、気圧の変化があった時に歯が痛むならば、

それは虫歯があることを教えてくれている可能性があります。

気圧の変化により、体内のバランスが崩れ、免疫力が低下することで、

歯周病が急性化し、痛みが出ることがあります。

「歯周病の急性化が起こるのは、気象変化があってから1～3日後であることもわかりました。この時間差は、歯周病菌などの菌に対する免疫反応を引き起こすのに2～72時間とされおり、歯周病菌が歯周ポケットに侵入してから増殖して炎症を起こすまでの時間だと考えられます」(森田教授)

一時的に症状が落ちついたとしても、虫歯や歯周病は自然治癒はしないので原因を取り除くことが大事です。

歯科衛生士

歯の痛みが治まると、安心して忘れてしまいがちです。

痛みがあるときの治療は、麻酔も効きずらく、辛い治療となってしまいます。

症状のサインを見逃さず早めの受診をお勧めします。